任意後見契約や遺言を検討する前のライフプランの作成

任意後見契約は、自身の将来のために意思能力がなくなってしまったあとも
どのように過ごしたいかをカタチにしておくものです。

そのためには、現実的なものを作成しなければ絵に書いた餅です。
現在の自分の年齢、配偶者の年齢、収入、預金資産、不動産のあるなしで
将来の選択肢は残念ながら変わってきます。

任意後見契約書を作成するには、まず自身の財産の洗い出し、月々の収入と支出の洗い出しが必要です。
ですので、できるだけ水道光熱費などは口座引き落としにしたり、カード払いにしたりと
月々の生活費が通帳で把握できるようにしておくと今後の手続きや将来の備えを考える上で便利です。

また、遺言書を作成しても、書き漏れた財産が多いとなると後に揉め事の原因になりかねません。
できれば、生活費の支出口座はまとめて、利用していない現金は、別の口座や定期預金に移すなどの工夫が必要です。

また、法定の後見が始まった時にもご自身の保有する財産の整理をする必要があります。

ご家族が後見人になってくれた時のためにも
ご自身の財産は整理しておかれると手続きがしやすくなります。

自身の財産や収支を整理することでライフプランの作成の8割は完了です。
あとは、1年ごとに支出や収入、をあげていき、さらに自宅の補修費など大きな支出、
子の結婚資金、車の買い替えなども予定に組み込み
大体、月にいくらの支出ができるかを捻出します。

任意後見制度では、後見人とあらかじめ報酬を決めておくので
自身の生活が圧迫されない程度で報酬を決めます。

当事務所では、ただ契約書を作成するのではなくお客様の資産を整理し、
ライフプランを作成した上でお客様としっかりと話し合いながら
任意後見契約書や遺言書の作成を行っております。

また、このような制度の利用を多くのひとに知っていただきたいので
初回の相談料は無料です。制度の説明等を行います。ですので初回相談につきましては
ご本人でなくともご家族の方などであればご相談に応じます。
お時間は1時間ほどかかりますんのでお電話などにてご予約ください。

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