【病児保育】大阪市病児・病後児保育事業所の開設

先日、大阪市の病児・病後児保育事業者募集の公募型プロポーザルの応募のお手伝いさせていただき無事選定されました。

当事務所の業務としてお手伝いさせていただいたのは、病児・病後児保育事業の事業計画を作成の部分です。

作成する内容としては下記がメインの内容です。

◇市場調査

 当該地域の対象児童の人数、労働世帯の数、実際の病児保育の利用者数のデータ、他地域のデータなどを踏まえ需要予測を行います。

◇開設費用の見込み

 

◇人員配置の計画

 休憩時間・引継ぎ時間・有給をとれるように配置していきます。週の勤務時間に応じた配置を行います

 特に病児保育は単体で利益を出すのは難しく、正職員等の社会保険等まで収入から出すことができないケースがほとんどです。

 法人の他の事業との連動性を考え、意見を聞きながら人員配置表を作成します。

◇採用の計画 

 看護師・保育士を勤務時間に応じて何人採用しないといけないかを考えます。

◇運営資金の収支計算 

 人員配置からの人件費を計算し、その他収入・支出を計算します。病児保育の場合は、需要が読めない部分がありまた、キャンセル率も高いので、定員の利用割合を低めに計算することも必要です。

*病児保育における当日キャンセルの利用者への補助金を運営施設につけるとの国の対応も令和6年から始まるようです。

◇病児・病後児保育事業における必要な各種マニュアルのたたき台の作成

 ここが最も難しいところです。保育の部分と病児対応、特に緊急時の対応のマニュアルはわかりやすく作成する必要があります。

その他、通常の保育施設と同様ですが、災害時の避難計画、不審者対応も病児保育に特化したマニュアル作りが必要になります。

当事務所で作成したマニュアルを、施設側で変更・改善していきながら実際の運営開始に備えます。

◇上記を踏まえた公募書類の作成

これらの内容は、実施事業者様が自身でしっかりと考えていく必要のある内容ではありますが、

検討する上でたたき台があるのとないのでは、検討内容の具体性が大きく変わります。

このように当事務所では、病児・病後児保育事業や保育事業者公募申請において、応募段階においても実際に運営する際に役に立つような

計画立案を行っております。単に選定されるだけではなく、安心安全に運営できる体制づくりに寄与できたらと考えています。

もちろん選定後のスポットで生じる様々な申請についても対応さえていただき、法人担当者様が、運営準備の大切な部分(人材採用、地域連携等)に注力できるようお手伝いをさせていただいております。